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ALL iz thiik hai! 一社会言語学者のブログ

社会言語学&バイリンガリズム&南アジア系移民 研究を中心とした自分の思索の記録 ALL iz thiik hai とは、訳すと「ALL is オーケーだ」。かなり色々なものをかけたマニアックで深ーい表現。

【学振】特別研究員よ、世帯主になれ (3/2追記)

2月ももう終わりだが、学振研究員には毎年、この時期にやらなければならない仕事がある。 それは、確定申告である。 学振研究員には、学振の「給与」以外の収入(非常勤講師の仕事など)がある人もいるだろう。ふるさと納税をしている人もいるかもしれない…

映画『海難1890 (125 Years Memory / Ertuğrul 1890)』(2015) を視聴して

トルコ航空機内で『海難1890』を見た。あえて「トルコ航空機内」というのは、トルコ航空機は、イランから日本人を避難させた航空機として映画の後半で登場するからだ。 映画のあらすじは、Wikipediaの日本語版等にも詳しく載っている。第一部は、オスマン帝…

菓子「ひよこ」の英訳と「私のアヒル」

成田空港にあった「ひよこ」の広告 国際空港のゲートから税関までの道のりは、お店もなく、広告が目につきやすい場所だ。日本に帰国するたびに、ここの広告を見るのを楽しみにしている。 日本の観光協会や、娯楽施設の広告、通信業界の広告、菓子業の広告な…

メモ:在日ブラジル人若年層のコード切り替え(エレン・ナカミズ)

在日ブラジル人若年層のコード切り替え(エレン・ナカミズ 2000、2003)

小山亘『コミュニケーション論のまなざし』(2012年、三元社)

コミュニケーション論のまなざし (シリーズ「知のまなざし」) 作者: 小山亘 出版社/メーカー: 三元社 発売日: 2012/04 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログを見る 出版社が提供している目次(ここ → コミュニケーション論のまなざし )が詳…

『在日パキスタン人児童の多言語使用』を出版してよかったこと

先週後半は、拙著『在日パキスタン人児童の多言語使用』を読んでくださった、私の存じ上げない非研究者の方と、オンライン、オフラインでお話しできました。 お二人とも、それぞれ、図書館で借りて読んでいただいたそうで、嬉しかったです。 本を出版してよ…

研究は趣味ではない

先日、会社勤めの友人と久々にランチした。 これまで感情や意見のすれ違いがあったこともあったけど、基本的には互いを尊重してこられた、とても親しい友人だ。 研究世界にいると趣味が続けづらいといったら、まあそうだよね、と言われ、 「でも研究は趣味み…

ジム・カミンズ&中島和子『言語マイノリティを支える教育』(2011年、慶應義塾大学出版会)

バイリンガリズム、言語教育、相互依存仮説。 聞いたことあるけど、一体どこの何を読めば詳しくわかるのか。 カミンズの古い論文を読んでいけばいいのか?でもカミンズは寡作だ。 私を含め、そんな困っている人のために、中島和子氏がエネルギーを注ぎ込んで…

宝塚歌劇『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』 星組@東京

大変幸運なことに、『恋する輪廻オーム・シャンティー・オーム』の宝塚版を見ることができた。しかも、私の初・宝塚鑑賞となった。 (ポスター | 星組公演 『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ) ポップで「マサ―ラー…

映画『ミスター&ミセスアイヤル Mr. and Mrs. Iyer』(2002)

タミル人バラモン(ヒンドゥー教徒上位カースト)(かつ物理学修士)のミーヌが、山奥の辺境から、乳児を連れて一人で夫+夫親族の待つコルカタに戻る間に、勃発した地域的な宗教対立抗争に巻き込まれる。父の知人の知人である野生動物写真家"ラージャー"が…

日系カナダ人日英コードスイッチング研究のまとめ(作業中)

日英コードスイッチングは、社会言語学の教科書でよく言及されるが、ほんの短い紹介で終わる。そのため、どのように研究され、どのようなことがわかったのか、あまりよく知らない人も多い。 Nishimura(1951-2004)はハワイでの交通事故で亡くなったし、コード…

映画『十四夜の月 Chaudhvin Ka Chand』 (1960)

グル・ダットGuru Dutt作品は、2作見ているが、 約10年ぶりにまた別なものを見る機会に恵まれた。 『十四夜の月 (Chaudhvin Ka Chand)』 1960年インドの映画。

書籍案内:日本語で読める「社会言語学」の教科書~PART 1

社会言語学的トピックを扱っている日本語の書籍は意外とある。 ここでは、 大学の教養科目・専門科目「社会言語学」の 概説の教科書を、古いもの順に、簡単に紹介する。 今回は、パート1として、2001年までの教科書を紹介する。

差別的多言語使用、Mock Spanishとは

Mock Spanish (Hill 1995) の要約 - 直訳すると、疑似スペイン語、または嘲笑スペイン語 - 南米原住民を専門とする言語人類学者Jane Hillによる概念 - アメリカの非スペイン語話者(たいていはアングロ・ヨーロッパ系アメリカ人)が、基本的に英語のコミュニ…

「恋愛工学」で思いだしたこと―「自動化できる関係が理想の人間関係」と語った理系男性A(元カレ)

いつも話題に遅れているのだが、「恋愛工学」という概念をしった。 「恋愛工学」とは、物理学PhDを持つ外資系金融マンがメルマガで公開している、(男性向けの)恋愛(=ナンパ)メソッドらしい。 人文社会系学問をやる身としては、「婚学」を教える大学教員…

言語&ジェンダー:「可愛くなる方法をお教えしますわ!そしてお金払ってくれれば、婚活日記の詳細を見せてあげますわ!」

最近、語尾について調べている。 それで、今日検索でヒットしたのがこれ。 ブログ「もうちょっと幸せになる方法―今より「もうちょっと」幸せになれるような情報をお届け!」の次の記事: 「可愛い話し方!「わ」「よ」「ね」の3つを語尾につけるだけ」(2016…

異文化間コミュニケーション日記:「ガイジンと思われないため」の年賀状

最近あった、とある英語圏英語母語話者Cさん(客員研究員、いわゆる「アングロ系男性」)と、私(L)の会話である。 (実際は英語) C: ちょっと教えてくれませんか、年賀状の送り方。 L: いいですよ。 C: 受け入れの先生に、年賀状を贈りたいんだけど、どう…

研究:学術誌『社会言語学』XVI (2016) 内、書評『英語教育と文化・人種・ジェンダー』

そろそろ『社会言語学』XVI (『社会言語学』刊行会、2016)が来そう。 http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/2016.html このたびは、初めて書評を掲載するに至った。 評書は、久保田竜子(著)・奥田朋世(監訳)『英語教育と文化・人種・ジェンダー』(…

書籍『香港を知るための60章』吉川雅之・倉田徹編著

吉川雅之・倉田徹編著『香港を知るための60章』 (明石書店、2016年3月発行、2000円+税) Amazon CAPTCHA これはすごい本!エリアスタディーズシリーズの中の傑作! 政治経済からサブカル、香港のイスラームやトレッキングまで網羅。

書籍『在日パキスタン人児童の多言語使用ーコードスイッチングとスタイルシフトの研究』山下里香・著(2016年2月、ひつじ書房)

『在日パキスタン人児童の多言語使用ーコードスイッチングとスタイルシフトの研究』2016年2月刊行 ひつじ書房 内容は、関東首都圏のとあるモスク内での子供たちの、会話内での日本語・ウルドゥー語・英語など、言語や言語スタイルの切り替えのパターン…